リクルートの営業は本当にきつい?気になる仕事内容や口コミを調査

リクルートへ営業として転職を希望されている方の中には
「リクルートに入りたいけど営業がきついって聞く」
「営業は激務で休みがなくきついと聞いた」
など、リクルートの営業職はきついという噂を懸念されている方も多いのではないでしょうか?

いざ転職した際にギャップを感じてしまう、生活スタイルが仕事内容に合わず再度転職を検討するなど、リクルートの営業職ついて詳しく知らなければ、転職に失敗するだけでなく、自分の時間も無駄にしてしまいます。

<参考記事>
リクルートに転職して後悔する人ってどんなひと?後悔する人の共通点を詳しく解説!!
リクルートは激務できつい?ブラック企業?真相を元リク社員が解説

この記事では、リクルートの営業職について、きついと言われている噂は本当なのか、実際の仕事内容や口コミを元にご紹介していきます。リクルートの営業についてきついと言われている噂が本当なのか?の参考にしてみてください。

目次

リクルートの営業がきついと言われる5つの理由

リクルートの営業はきついと言われていますが、実際どのような観点から「きつい」と言われているのでしょうか?ネット上での様々な記事を精査してみたところ、主に下記5つの理由からリクルートの営業がきついと言われているようでしたのでご紹介します。

  • 求められる基準が高い
  • 労働時間が多い
  • 営業ノルマが厳しい
  • 顧客からの要望・クレームが激しい
  • 社風

以下ひとつづつ詳しく解説します。

周りのレベルが高く、求められる基準が高いため

1つ目は、優秀な人材が多く、求められる基準(平均)が高くなっているため、きつさを感じてしまうという理由です。リクルートは、上昇志向が高い人材が多く、ほとんどの社員が自身のキャリアステップの通過点としてリクルートを選んでいます。
そのため、将来を見据えた勉強・経験を積む場として認識している社員が多く、仕事に対する熱量がとても高いです。ワーカホリックのように仕事に打ち込んでいる社員も多いため、普通に働いているだけでは、仕事量・質の部分に差が生じてしまいます。リクルートに上昇志向の強い人材が集まる理由として、会社全体として社員の独立を後押ししており、退職一時金制度(ステップアップ支援金)などの制度も整備しているといった企業文化が挙げられます。

そのため、平均勤続年数はおよそ6年。優秀な人材が巣立っていく中で、上昇志向の強い若手が入ってくる、とても新陳代謝の高い企業体系となっています。このような企業体系の中で、営業として生き残っていくためには、必然と自身のレベルを上げていかなければならず、周りとのギャップを感じてしまったり、ついていけなくなってしまう人がいるため、「きつい」と言われているのではないかと思います。

労働時間が長いため

2つ目の理由として、労働時間の長さが挙げられます。
しかし、リクルートの平均残業時間は月40〜60時間ほどで、一般的な企業と比べてそこまで多いとも言えません。では、なぜきつい理由として残業が挙げられているのでしょうか。それは、上昇志向の人材が多いというところと繋がってきます。

前述の通り、リクルートに入ってくる人材は、仕事への熱量が高く、半ばワーカホリックのように働く人もいるほどです。リクルートではパワハラのように残業を強いるということはありませんが、周りに追いつこうと自主的に業務を行うため、必然的に残業時間や時間外労働が多い印象を周囲に持たれがちな傾向があります。

実態としては労働時間は長くないのに、社外からのイメージとして「リクルートは労働時間が長い」というイメージが根強く残っているというのが実態です。

リクルートはやる時はやる、やらない時はやらないといった、仕事とプライベートどちらも大切にする社風であるため、休暇も取りやすく、自分で自分の時間をコントロールする事が求められます。実際に社員の多くは、様々な制度をうまくして仕事とプライベートをバランスよく両立している人が多いです。

営業ノルマが厳しい

3つ目の理由として、営業ノルマが厳しいというイメージが挙げられます。
リクルートでは、ノルマではなく、「目標」という言葉を使います。「お前はどうしたい?」という有名な言葉があるように、完全な自主性を求められる環境です。また、上昇志向の高い人材も多いため、目標は自主的に毎月高めのものを設定します。

高い目標を追う事をストレスと捉えるか、自身の成長の機会と捉えるかでとらえ方は全く異なりますが、リクルートに入社する方の多くは成長の機会として高い目標を歓迎する傾向があります。

目標を追うのがそもそも嫌、達成できないとどうしようと不安に駆られてしまう。そんなタイプの方からすれば、リクルートの営業はきついと言わざるを得ないかもしれません。

上昇志向の強い社風

リクルートは会社全体として上昇志向の強い社風です。「お前はどうしたい?」という言葉に代表されるように、圧倒的な当事者意識がリクルートでは求められます。

当事者意識への思いは企業理念にも現れています。

”Follow Your Heart

一人ひとりが、自分に素直に、自分で決める、自分らしい人生。本当に大切なことに夢中になれるとき、人や組織は、より良い未来を生み出せると信じています。”

引用元:株式会社リクルート公式サイト(https://www.recruit.co.jp/company/philosophy/)

このように、自分で考えて自分で行動する、大切なことに熱意を持って行動することがリクルートでは求められています。営業という視点で見ると、体育会系の気質があり、言い訳やネガティブを良しとせず、ポジティブに主体的に行動していく社風です。体育会系の気質は、良くも悪くも好き嫌いがはっきり分かれるところでしょう。

社員同士での交流も深く、仕事だけでなく、プライベートも全力で一緒に楽しんでいる人が多いです。付き合いの場も多く、置いていかれないようになるべく参加しようとすると、付き合いが面倒と感じてしまうこともあるでしょう。

体育会系の社風が合わずに転職する人も一定数いるため、リクルートの社風が合わないと社風に対してマイナスな印象を持つ方も一定数いらっしゃるのが実態です。

顧客からの期待値の高さ

リクルートの各種商品・サービスは競合に比べて、費用が高く設定されていることが多いです。その分、クライアントからの期待値や要求は高い側面があります。顧客との折衝がストレスとなり転職を検討する方も一定数いらっしゃいます。リクルートの営業がきついと言われる理由は、その顧客との関係性も一定の理由となっている可能性があります。

リクルートの営業はきついけど年収は高い?

リクルートの営業は激務できついからこそ、年収が高いというイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか。

リクルートの平均年収

リクルートホールディングスの平均年収は約997万円。大手企業や、競合他社と比較しても比較的高い水準です。しかし、この数字は全従業員の平均年収となっているため、営業だけでなく、専門性の高いGE社員の年収も含まれています。

中途採用での採用数が多いSE社員(地域限定顧客接点職)やKS社員の初年度の給与は400万円~600万円程度。ホールディングスの平均年収と比較すると水準はそこまで高くありません。

ただ上記はあくまで初年度の想定年収ですので、業績による評価やインセンティブによって年収は上がっていきます。

ミッショングレード制度

リクルートは成果主義でやったらやった分だけインセンティブが入ると勘違いしている人もいますが、リクルートでは売り上げの何%などのように、成果に直結する多額のインセンティブ制度はありません。

リクルートはミッショングレード制度という給与制度を導入しています。ミッショングレード制度は、期待される役割の難易度に合わせて給与が決定する制度です。半期ごとの成績に加え、業務に取り組む姿勢や人間性・企業理念の体現などを基に翌半年のミッショングレードを設定し、それに紐づいて給与が変動する仕組みとなっています。

ミッショングレード制度のほか、目標達成に対するインセンティブ制度もありますが、月の目標達成で数万円程度です。

インセンティブで劇的に稼げるということはなく、成果を出せば出すほど期待される仕事のグレードが上がり、それに紐づいて年収も上がっていく。仕事の報酬によりレベルの高い仕事が与えられ、仕事のレベルに応じて年収が決まる。そんなイメージです。

リクルートの社風にはどんな人が向いている?

リクルートの営業はきついと言われていますが、きついと言われる理由と社風が密接に関係していることがわかりました。最後に、リクルートの社風にはどんな人が向いているのか、特徴をご紹介します。

  • 将来の目標がある人
  • 成長のために頑張れる人
  • 大きな仕事に携わりたい人

1つずつ見ていきます。

将来の目標がある人

リクルートへの入社がゴールになってしまっている・リクルートで長く働くことを目的に入社する人は、リクルートの社風には合わないことに加え、面接の段階で落とされてしまうことが多いです。

リクルートに入社して活躍できる人材は、将来の目標が明確にあって、その1ステップとして、リクルートで経験やスキルを得ようとしています。高い目標があるからこそ、膨大な仕事量にも主体的に取り組むことができ、業務に対しても、日々意味づけをしながら、取り組むことができる人がリクルートでは活躍する傾向にあります。

独立を目指している方や経営者になりたいという方が多いのもその特徴と言えます。

成長のために努力できる人

リクルートの営業に転職した方は、かなりの確率でうまくいかない時期を経験します。そんな、うまくいかない、成績が全然上がらない状態をどう解釈し、頑張ることができるかが、リクルートで働くためにはとても大切です。

成績が悪い時に、自分に喝を入れて再び頑張ることができるか、ピンチはチャンスだと前向きに捉えることができるかという点が、必ず問われます。辛い状況でも、楽しむことができる人や、諦めずに頑張り続けられる人がリクルートには向いています。

影響力の大きな仕事に携わりたい人

リクルートは、事業展開するほとんどの領域で業界No1のサービスを作り出しています。「SUUMO」や「タウンワーク」・「Indeed」をはじめ、「ゼクシィ」や「HotPepper」など誰もが知るサービスを数多く運営しています。

多くの人に認知され、利用されているサービスは、比例して大きな影響力を持っています。あなたが考えたサービスが全国で宣伝され、多くの人の生活に影響を与える可能性もあります。こういった、大きな仕事を通して社会に影響を与えたい、影響力の大きな仕事に携わりたいという人には、リクルートは最適な環境と言えるでしょう。

まとめ

ここまで、リクルートの営業がきついという話題に焦点を当てて解説してきました。

リクルートの営業はきついと呼ばれる理由にはさまざまな観点があり、労働時間を言っている訳ではないことがわかりました。きついと呼ばれる理由には、社風や企業体系が大きく関わっていますので、リクルートの営業へ転職を検討されている人は、自分の性格と一致するかしっかりと見極める必要があるでしょう。

本記事を参考に、リクルートの営業について理解が深まったなら幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

10年間のリクルート在籍中に約3000名の方の面接を担当。
リクルートの面接の特徴や求める人物像を熟知し面接対策を実施しています。
リクルート各領域の人事との太いパイプを活かした様々な交渉も行います。

☆キャリアコンサルタント国家資格保有
☆GCDF-JAPAN公認キャリアコンサルタント

目次