【採用基準】中途採用領域 企画営業職

㈱リクルート 中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の企画営業職(SE社員)の採用活動が活発になってきました。

主力サービスであるリクナビNEXT、タウンワーク等の求人メディアは、景気の浮き沈みの影響を大きく受ける為、新型コロナウイルス禍で2020年は採用をかなり自粛していたようですが、2021年以降の中長期での事業成長を見据えて採用活動に一気にアクセルを踏み始めています。

詳しい仕事内容や事業内容は下記の記事をご覧ください。
【仕事内容】㈱リクルート HR本部 中途採用領域(旧リクルートジョブズ)企画営業職※SE社員
【企業・事業紹介】リクルートジョブズ

この記事では、㈱リクルート HR本部中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の企画営業職(SE社員)の採用基準について、転職エージェントとして選考サポートをしてきた方々の実績や事実ベースを踏まえた実態についてお伝えしていきます。正式な情報ではなく、あくまでも転職エージェントとしての第三者視点でお伝えする記事ですのでご容赦ください。

【2021年4月6日追記情報】
旧リクルートジョブズが全国的に営業職の中途採用を強化した2021年1月から4月6日現在、リクルート転職白書を運営するPomto㈱経由で13名の方が旧リクルートジョブズに転職成功されました。前職は法人営業・個人営業・販売サービス業・SE等様々な職種からのキャリアアップ・キャリアチェンジに成功されています。

目次

㈱リクルート 中途採用領域 ( 旧リクルートジョブズ)営業職(SE社員)の採用基準

求人サイトの募集要項などでは下記のような「求める人物像」が記載されています。

≪リクナビNEXTでの募集要項≫
★高卒以上
★未経験歓迎
★業界・職種未経験の方歓迎

<以下のような志向をお持ちの方、歓迎>
★仕事を通じて成長したい方
★営業スキルを高めていきたい方
★周囲を巻き込み行動できる方
★社会に影響を与える仕事をしたい方
★地域活性化に貢献したい方

【採用基準】㈱リクルート 飲食領域(ホットペッパーグルメ)・ビューティ領域(ホットペッパービューティ)企画営業職(旧リクルートライフスタイル) でもお伝えしていますが、上記はあくまで応募者を集める為の表現ですので、そのまま受け取って“じゃあ自分でも受かるはず”と考えるのは早計です。

当社がこれまでサポートさせていただいて内定取得された方、残念ながら面接で不合格となる方の違いや実態に即したどんな人材であれば採用されるのか?を第三者視点で解説していきます。

※圧倒的な選考通過率の高さをご評価いただき、2020年末にリクルートジョブズ人事からPomtoでどのような面接対策をしているのかヒアリング取材を受けた実績がございますので、大きくずれた視点ではないと自負しています。

当社が転職サポートしていて感じている旧リクルートジョブズの選考基準は下記3点です。

❶ 一定レベルの論理的思考力&コミュニケーション力

営業としてキャリアアップを目指す動機(意志)の強さ

目的意識をもって主体的に何かを頑張りぬいた行動力を伴う実績・経験

以下ではそれぞれの詳細と、面接時のポイントをお伝えしていきます。

リクルート中途採用領域の3つの選考基準

❶ 一定レベルの論理的思考力&コミュニケーション力

㈱リクルート HR本部中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の企画営業職が扱う商品はタウンワーク、リクナビNEXT、はたらいく、フロムエー等の求人メディア(紙媒体・WEB媒体・アプリ)、広告運用型サービスのIndeed、更にはシフト管理ツールを始めとする業務支援ツールなど多岐にわたります。
※詳しくは【仕事内容】㈱リクルート HR本部 中途採用領域(旧リクルートジョブズ)企画営業職※SE社員

決まった媒体の「広告を売る」ではなく、「顧客の採用課題・人事課題を解決する」事を大切にしていますので、クライアントの採用背景・採用したい人材像をしっかりヒアリングし、どのような手法でどのようなクリエイティブ(広告表現)で採用活動を行うのがベストなのかをご提案していきます。

クライアントの採用課題を解決するために、
現状分析→課題抽出→解決策提案 を行ううえで、
・クライアントの現状課題や本音を引き出すヒアリング力
・クライアント課題と自社の複数のサービスから最善策を導き出す思考力
・各サービスの違いや特徴、提案内容を説得力を持って伝えるプレゼン力
が必要となります。

入社後の研修やトレーニングを通して強化していく部分ももちろん多いのですが、その土台となる基礎能力はやはり必要となります。

【採用基準】㈱リクルート 飲食領域(ホットペッパーグルメ)・ビューティ領域(ホットペッパービューティ)企画営業職(旧リクルートライフスタイル) でもお伝えしていますが、

論理的思考力は、
SPIテストの非言語(算数)のテスト結果を参考にしながら、
面接時の会話の中で、
・質問に対する回答が的を得ているか
・転職理由や志望動機、将来のビジョン等の整合性
・「なぜ?」「具体的に?」に対する回答の一貫性

等を通して見極めていきます。

詳細は「【面接対策】㈱リクルート HR本部中途領域(旧リクルートジョブズ)企画営業職(SE社員)※2021年4月6日更新」をご覧ください。

営業としてキャリアアップを目指す動機(意志)の強さ

㈱リクルート HR本部中途採用領域(旧リクルートジョブズ)を始めとする「人材サービス企業」を志望する方の中には、
「ヒトと接するのが好き」
「ヒトと関わる仕事がしたい」
「ヒトの相談に乗るのが好き」
といった「ヒトが好き軸」でリクルートジョブズを希望する方が多数いらっしゃいます。

この「ヒトが好きだから人材業界のリクルート」という発想は、㈱リクルート(旧リクルートジョブズ)の企画営業職の仕事内容を理解していない人が考える発想と言えます。

この「ヒトが好きだから人材業界」と考える方の多くが、転職で悩んでいる個人の悩みに対して親身になって寄り添ってサポートしたい、という対個人向けのキャリアアドバイザー職をイメージしている方がほとんどだったりします。

一方で㈱リクルート HR本部中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の企画営業職は、採用検討中の企業やお店に対して自社が提供する様々なサービスをご提案する営業活動であり仕事を探す個人と直接接点を持つことは基本ありません。

仕事を探す個人に対してはタウンワークやリクナビNEXT等の求人広告を通して情報を提供していくだけで、日々の業務内容のほぼ全てが採用企業の採用課題の解決に向けられます。

それでも「ヒトと関わる」事には変わりはありませんが、どんな業界の営業職でも、それ以外のほとんどの職種でも「ヒトと関わる」事は発生しますので、「ヒトが好き=人材業界」という論理は成立しなくなります。

「求人広告」という業界は、業界問わず人材を必要とする全ての企業・お店がクライアントになり、常に新しいニーズが生まれては充足して採用終了していく非常に回転の速い市場であるため、常に新規顧客の開拓を行いつづけながら大量の既存顧客のニーズを拾い続ける非常にハードな業界です。

「営業職としてキャリアアップしたい」という明確な理由と覚悟が無ければはっきりいって続きません。

【採用基準】㈱リクルート 飲食領域(ホットペッパーグルメ)・ビューティ領域(ホットペッパービューティ)企画営業職(旧リクルートライフスタイル) でもお伝えしている通り、
「営業職としてキャリアアップしたい」という現在の想いをただ伝えるのではなく、
過去の経験や失敗から将来をどうしたいのか。その為に今どう考えているのか。
過去→現在→未来 をひとつのストーリーとして語れることが、「営業として成長したい」の覚悟を伝える唯一の方法と言えます。

❸ 目的意識をもって主体的に何かを頑張りぬいた行動力を伴う実績・経験

採用基準の❶❷は【採用基準】㈱リクルート 飲食領域(ホットペッパーグルメ)・ビューティ領域(ホットペッパービューティ)企画営業職(旧リクルートライフスタイル)でもほぼ同様の内容を書いている通り、㈱リクルート 飲食領域・ビューティ領域(旧リクルートライフスタイル)と㈱リクルート 中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の採用基準は非常に似ています。いずれの事業も街の飲食店を始めとする個人オーナー店がクライアント対象となるため担当する顧客数が多く、行動量が求められるリテール営業という共通点が両社にはあるからです。

㈱リクルート 飲食領域・ビューティ領域(旧リクルートライフスタイル)と㈱リクルート 中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の営業職採用で違いが出てくる部分が❸実績・経験 に対する評価です。この違いは両社の営業職の「雇用形態の違い」が関係しています。以下詳しく説明します。

㈱リクルート 飲食領域・ビューティ領域(旧リクルートライフスタイル)の営業職は最長3年半という期間を定めた契約社員雇用です。一方㈱リクルート 中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の営業職はエリア限定の正社員。つまり雇用に期限は設けられていません。

雇用期間が定められているため、飲食領域(HotPepperグルメ)・ビューティ領域(Hotpepperビューティ)の採用では「可能性・ポテンシャル」を重視した思い切った採用をする事がありますが、正社員として雇用を約束する中途採用領域(旧リクルートジョブズ)では可能性だけではリスクがあるわけです。

結果的に、飲食領域(HotPepperグルメ)・ビューティ領域(Hotpepperビューティ)が「Will(未来・どうなりたいか)」に対する覚悟の見極めを重視して未来に対する質問を面接で多く行うのに対して、中途採用領域(旧リクルートジョブズ)の面接では「CAN(過去・何をやってきたのか)」を重視して過去に対する質問が多くなります。

主体的に目的意識をもって意思決定をしてきた人材か?
壁にぶち当たっても逃げずに乗り越えてきた経験があるか?
過去の成功体験を構造的に理解し自分の力(再現性)に落とし込めているか?
悩んで立ち止まるのではなく、行動しながら悩んで結果に繋げてきたか?etc

過去の経験の中から上記のような視点で人材を見極め採用していきます。どれだけ未来に向けての明確なビジョンや目標があっても、過去に頑張ってきた実績が無ければ中途採用領域(旧リクルートジョブズ)では採用対象にはなりません。

飲食領域(HotPepperグルメ)・ビューティ領域(Hotpepperビューティ)=旧リクルートライフスタイルでももちろん過去の経験や実績はしっかり確認しますが、過去に頑張ってきた実績は弱くても、未来に向けての覚悟と基礎能力があれば思い切って採用してチャンスを提供する事が多くあります。

※あくまで転職エージェントとしての両社の印象です。正式に両社が公表している採用基準ではありませんのでご理解ください。

まとめ

いかがでしたか?

「高卒以上・営業未経験OK」というポテンシャル重視の採用である事は間違いないのですが、その採用ハードルは決して低くはないのが実態です。

2021年1月から5月入社予定で当社で転職サポートした方が13名㈱リクルート 中途採用領域(旧リクルートジョブズ)に入社されており、その多くが営業未経験(販売職・サービス業・SE等)ですが、いずれの方もかなり入念に事前面接対策を行い、過去の取組の棚卸しや意味づけ、軸づくりを行ってきました。

もし中途採用領域(旧リクルートジョブズ)への転職を希望されているのであれば、是非気軽に転職相談にお申し込みください。

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この記事を書いた人

10年間のリクルート在籍中に約3000名の方の面接を担当。
リクルートの面接の特徴や求める人物像を熟知し面接対策を実施しています。
リクルート各領域の人事との太いパイプを活かした様々な交渉も行います。

☆キャリアコンサルタント国家資格保有
☆GCDF-JAPAN公認キャリアコンサルタント

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