<リクルートライフスタイル>契約社員からの社員登用の実態について紹介します

契約社員からの社員登用の実態について紹介します

リクルートグループの中途採用の大きな特徴のひとつに、第二新卒や20代ローキャリア人材をメインの採用ターゲットとする3年間の期間限定契約社員制度の存在があります。詳しくはリクルートの3年限定契約社員(CV職)ってなんなの?よくある疑問に全部答えます の記事でお伝えしていますのでそちらをご覧ください。

当社では年間300名を超える方のリクルートライフスタイルへの選考サポートをしていますが、「3年後は正社員にはなれるのですか?」というご質問を本当によくいただきます。

基本的にリクルートグループの3年間限定の契約社員(CV職)は、社員登用を目指すための雇用制度ではなく3年間で経験を積んで次のステップ(主に転職等)を目指す事がメインとなる制度の為、社員登用される方は一定数いらっしゃいますが、社員を目指して入社する仕事ではないですよ。とこれまではお伝えしてきました。

が、2020年4月よりリクルートライフスタイルの社員登用の制度が大幅に変わりましたのでその変更点や実態についてこの記事ではご紹介していきます。先に結論だけ簡単にお伝えしておくと「制度変更で社員登用の道が大幅に広がりました」です。

そもそもCV職=3年限定契約社員って何なの?

変更点をお伝えする前に、このCV職という3年限定の契約社員制度のもともとの制度内容や目的などを超簡単にお伝えしておきます。詳しくはリクルートの3年限定契約社員(CV職)ってなんなの?よくある疑問に全部答えます の記事をご覧いただきたいのですが、改めてすんごく簡単にお伝えすると、

☑個人の市場価値やキャリアを磨いていくための多様な成長機会やステージを積極的に提供する雇用制度。
☑1年間の雇用契約で更新は最大2回まで(最長で3年半)
☑学歴や職歴は不問
☑成長意欲や可能性を重視して採用を行う
☑3年間の契約満了者全員に一律100万円のキャリア支援金を支給

という雇用制度です。

学歴が無くても、最初の就職で躓いてしまっても、本人の成長意欲とポテンシャルを重視して採用する制度の為、様々な前職やバックボーンを持つ方が自身のキャリアのステップアップを目指して活躍されています。

長く雇用を保証する安定ではなく、どこに行っても通用する経験とスキルを磨く事が一番の「安定」である、という考え方のもと3年間で圧倒的な成長をしていただく事を目的としています。

3年間やり切った後は、磨いたスキルや経験を更に活かせる環境にステップアップする事を推奨しており、転職する方、独立して自分で事業を起こす方、海外留学等の独自の道を歩む方など卒業後の進路は多岐にわたります。

あくまでもリクルートライフスタイルという環境を上手く使って個人のキャリアの踏み台にしてもらう制度ですので、「正社員になりたい」という方は制度の本来の目的と異なるため基本的には採用されません。

実態としても、3年満了して正社員になる方は全体の15~20%で推移してきましたが、この2020年の制度変更によりこの数字が大きく変わってきています。

社員登用制度の変更点

前述した通り、2020年4月より社員登用制度が大きく変更されました。契約社員から社員登用される方はSE社員という雇用名称となるのですが(新卒等のプロパー社員はGE社員と呼ばれ条件は異なります)、このSE社員登用の対象者と申請基準が大きく変更になりました。

<これまで>
3年満了者で、かつ所属する営業部の部長推薦が無ければ社員登用試験を受けられない

<変更後>
概ね1年半程度勤務した者であれば、自らの意志で社員登用試験への挑戦が可能
※1年半はあくまで目安(応募対象となる営業グレードに到達している方が対象)

つまり、
❶3年満了後にしか受けれなかった社員登用試験が、入社1年半ごろから可能になった
❷上司の推薦が中れば受けれなかった社員登用試験が、推薦なしでも受けれるようになった
という2点が大きな変更点と言えます。

要は、社員登用のハードルを大幅に下げて社員になりやすくしました。という事です。
昔のCV職を知っている僕としては、正直結構驚きの方向転換です。

何のために制度変更に踏み切ったのか?その目的について考察してみます。あくまで個人的な想像・見解であり、オフィシャルな情報ではありませんのでご注意ください。

制度変更の目的考察

今回の制度変更の最大の要因は、事業成長速度と採用のバランスが著しく崩れたこと。に尽きると思われます。(あくまで個人的な仮説です)

恐らくこの制度変更は新型コロナショック以前に決まっていたものですので、新型コロナの影響は全くありません。新型コロナ以前の労働市場は過去に例のない「採用難」でした。有効求人倍率は過去最高を更新し、多くの企業が人材採用に苦戦を強いられていた中で「3年間限定契約社員」という雇用制度は求職者にとっては大きな不安要素であり、他社の正社員求人とバッティングして内定辞退というケースが多く発生していました。

事業は成長しつづけており、必要な営業人数は増加している。
採用市場は過熱しており、人材採用の難易度は高くなっている。
最長3年間で人材は定期的に卒業し自然減していく。

そんな要素が絡まり合い、CV制度が限界を迎えていたといえます。

そこで正社員採用に切り替える。ではなく、
3年間の期間限定という制度の大枠は変えずに、社員登用制度を変更し社員として残るベテラン人員を増やすという方針を選択したところが、リクルートライフスタイルの3年限定契約社員へのこだわりと言えるかもしれません。

しかし2020年3月頃から新型コロナウイルスによる社会環境の変化で、この制度が検討された時期とは採用市場は大きく様変わりすることになります。CV職のメインターゲットである営業職や販売サービス業に従事する20代人材の雇用環境が一気に悪化し、売り手市場から買い手市場に一気に風向きが変わってしまいました。

採用市場が一気に買い手市場に置き換わったタイミングで、社員登用制度が変更され社員登用のハードルが大きく下がったことで、実は社員登用される比率に大きな変化が起きています。

制度変更後の社員登用比率

制度変更前の契約満了者の社員登用率は15~20%で推移していました。転職する人が全体の70%前後、残り10~15%は独立して事業を立ち上げたり、長期間海外留学へ出たり、結婚して家庭に入ったりetc。

2020年4月の制度変更後、6月時点でその比率がどう変化したかというと、契約満了予定者の社員登用は45~50%程度まで跳ね上がっているようです。

社員登用のハードルが下がった事に加え、転職市場が冷え込んでおり転職先を十分に選べない社会環境も重なり恐らく想定を超える率で社員登用が進んでいる実態が見えてきます。

これまでは「3年間で卒業」が大前提だった制度ですが、今後は社員として残って3年以上継続して勤務する。という選択が選びやすくなったことでキャリアプランの幅は大きく広がったといえます。

一方で注意が必要なのが、雇用形態に限らずリクルートグループは定年まで何十年も勤めるタイプの会社ではありません。いずれは転職して次のステップに進むことを視野に入れながら社員として働く必要があります。そう考えると、期間が3年間であれ5年間であれ自身のキャリアプランをしっかりと描きながら働く必要があります。

つまり、契約社員制度の本質は大きく変わっていないと言えます。
更に、社員登用ハードルが下がった&新型コロナで応募数は一気に増加している。
そして、採用ハードルは実は大きく上がっています。

もしリクルートリクルートへの転職を希望されていて、最新の情報や面接の対策をしっかりやりたいという方は、是非お気軽にご相談ください。