リクルートの年収は?新卒と中途それぞれ解説!総合職と地域職の違いも

この記事を見つけたあなたは、就職・転職を考えている中で、リクルートの年収について詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか。

結論から言うと、(株)リクルート社員の年収は正確にはわかりません。判明しているのは上場している「リクルートホールディングス」の平均年収だけです(2023年の発表では1,139万円ほど)。ときどき「リクルートの平均年収は1,139万円だ!」などと書いている記事がありますが、私たちが一般に「リクルート」と言われて思い浮かべる(株)リクルートのことではありません。紛らわしいので注意してください。

とはいえ、あなたが真に知りたいのは「自分がリクルートに就職・転職した場合にどのくらいの年収になるのか?」ではないでしょうか。であれば、これまでリクルートへの転職実績が500人以上ある弊社の経験からおおよそお伝えできます。

この記事は、2001年~2010年の期間、(株)リクルートに勤務し、独立後は転職支援を行うPomto社を経営している私が、リクルートの年収をパターンごとに詳しく解説しています。

最後まで読むことで、あなたが(株)リクルートに入社した場合にどのくらいの年収を得られるのか、イメージできるようになるでしょう。

この記事のポイント!
  1. リクルートの平均年収は約650万円と予想される。500~800万円くらいの人が最も多い印象
  2. 入社後、優秀な人は年収が毎年のように約100万円ずつ上がり、20代で年収1,000万円も目指せる
  3. 年収は高い代わりに住宅手当がないので注意が必要

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目次

リクルート社員の年収は?年齢/新卒or中途/正社員or契約社員でそれぞれ解説

(株)リクルートの年収を表にまとめました。

いずれにしても、他社と比較すると入社時から高めの年収がもらえると言えるでしょう。

さらに入社後の頑張り次第で、毎年約100万円も年収アップを狙えるのが特徴です。

パターン別に詳しく解説します。

新卒入社の正社員は約450〜500万円の年収からスタート

新卒入社の正社員の場合、1年目の年収は約450~500万円です。

1年目を終えた際の人事評価が良ければ「グレード」が上がり、2年目で約600万円の年収になる人も。その先も優秀な人はグレードが上がっていき、20代半ばで約700~800万円も目指せます。マネージャークラスになれれば、20代後半~30代で年収1,000万円を超える人も。

実は筆者も新卒でリクルートに入社し、2001年から2010年まで在籍していました。自分自身の頑張りと、運にも恵まれてマネージャークラスになれたので、20代後半で年収1,000万円を超えています。

新卒で約450万円の年収から始まって、頑張り次第で20代のうちから年収1,000万円を目指せる、というのが(株)リクルートの現状です。

*参考YouTube動画:【リクルートの内情】リアルな年収は?ノルマは?マンモス企業の実態を公開します|Vol.1450 –「内定チャンネル」より

中途のGE社員(総合職)なら約450〜1000万円の年収からスタート

中途のGE社員(総合職)は、入社時の年収が約450〜1000万円と幅があります。職種や前職での経験/実績によってそれぞれ決まるので、一概には言えない、というのが正直なところです。

最近の(株)リクルートは「営業職」の給与は抑えられている傾向にあり、エンジニアや企画/マーケ系職の人の年収が高めになっています。「営業会社」から「IT企業」へと変化していこうとしているため。

また、良くも悪くも「前職での給与」は考慮されず、お仕事の内容に応じて給与が決定されるのも(株)リクルートの特徴です。弊社が転職サポートしてきた人の中でも、前職がサービス業などで年収が低めだった人は年収が上がる人が多いです。ネット上の体験談を見ていても、前職450万円から650万円に上がった、というものが見られました。

*参考YouTube動画:リクルートMVPが語る、驚愕の年収と闇|vol.1248 -「年収チャンネル」より

逆に、もともと一流企業の営業をされていた人などはむしろ年収が下がってしまう場合もあります。とはいえ入社後に結果を出せば年収をしっかり上げられる可能性もある会社なので、そこも考慮して転職するかどうか判断するのが良いのではないでしょうか。

職種や前職での経験/実績によって幅がありますが、特にエンジニア・企画/マーケ系職を志望している人は、(株)リクルートに中途入社することで年収アップを狙いやすいでしょう。

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中途のSE社員(地域限定顧客接点職)なら約400〜500万円の年収からスタート

SE社員(地域限定顧客接点職)の年収は約400~500万円からスタートします。GE社員(総合職)と比較すると年収設定は低めになりますが、その代わり勤務地を自ら選べる利点があります。

SE社員として中途採用されて働いている人の体験談を見てみると、「年収が400万円→450万円くらいに上がった」という話がありました。

上がり幅も悪くなく、頑張り次第では25~26歳でも年収600万円を目指せるとのこと。もちろんGE社員と比べると見劣りしますが、その分転勤の心配がないのは人によっては大きなメリットと言えるでしょう。

*参考YouTube動画:【嫉妬するレベル】リクルートに転職した人にインタビューしてみたら「年収100万アップ&休日爆増」してた…。 -「転職のサラタメさん」より

契約社員は約400万円の年収からスタート

契約社員は1年目に約400万円からスタートし、平均としては毎年50万円ずつ上がっていって、3年で契約終了となります。地域によって若干違っており、例えば名阪(名古屋・大阪)は1年目384万円、その他の地域は1年目359万円からスタートとなります。

弊社のスタッフにも、過去に(株)リクルートの契約社員としてホットペッパービューティーの営業職をしていた者がいます。彼女は未経験(ホテル業)から営業職についたのですが、1年目から年収が384万円となり、それまでよりも年収が大きく上がりました。

さらに3年の契約を終えた際に、キャリア支援金として100万円を受け取れたとのことで、年収以上に得をしています。

>>未経験からホットペッパービューティーの営業職を経験した体験談を見てみる(YouTube)

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リクルートの平均年収は?

(株)リクルートの正社員の平均年収は、650万円程度だと思われます。正確な数値は不明です。

たまに「(株)リクルートの平均年収は1139万円だ」「有価証券報告書に書いてある」などと記載されている記事が見受けられます。しかし、あれは「リクルートホールディングス」の平均年収でして、私たちが「リクルート」と言われて思い浮かべる「株式会社リクルート」とは違うので注意が必要です。

私の感覚にはなりますが、(株)リクルートの社員は500~800万円の年収帯が最も多いはずです。近年ではエンジニアや企画/マーケ系のGE社員は20代でも年収1,000万円超えが沢山いますが、母数の多い営業職はマネージャークラスになってようやく1,000万円を超えるくらい。さらにSE社員(地域限定顧客接点職)はGE社員よりも年収が低めになるので、平均で言うと650万円くらいになるかと思います。

ちなみに、口コミサイトのライトハウスでも、正社員1023人が回答しており、平均年収は636万円となっています(24年1月28日現在。該当ページはこちら)。

正確な数値はわからないものの、恐らく「約650万円」が平均年収とみて大きく外れてはいないはずです。

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リクルートは年収が高めだが住宅手当がない

リクルートは年収が比較的高めと言えますが、住宅手当がない点に注意が必要です。

住宅手当とは、家賃の何%かを会社が負担してくれるなどして、社員の経済的負担を軽減してくれる制度。多くの企業で導入されています。

そんな中、リクルートは住宅手当がないことで有名です。住宅手当の手厚い他の企業と比較すると、年間で数十万円の差になってくることもあるでしょう。リクルートと他の企業の年収を比較する際は、住宅手当がないことも含めて考えると良いかと思います。

ちなみにリクルートは住宅手当はないものの、福利厚生はかなり充実しています。特に「産休・育休」を含めた休日・特別休暇に関する福利厚生はしっかりしており、よく巷で「実質的には週4日勤務」と言われることも。住宅手当はなくとも、高めの年収とワークライフバランスを両立しやすいのがリクルートの魅力と言えそうです。

>>リクルートの福利厚生について公式サイトで確認する

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まとめ|年収アップを目指すならリクルートへの転職も検討する価値あり

リクルートは、新卒で400万円以上、中途なら約400~1000万円の年収から1年目をスタートできます。さらに成果や勤務態度が総合的に評価されてグレードが1つ上がると、年収も100万円ほどアップする仕組みになっています。早い人であれば20代後半から年収1,000万円を達成する人も。当然、相応の努力が必要ですが、自身の市場価値を高めたい人にとってはマッチした環境だと思います。

正社員の平均年収は約650万円と予想されており、比較的高いと言えます。その代わり、住宅手当がないので注意が必要です。

また、弊社もたくさんサポートさせていただいている「未経験からリクルートの契約社員になる」というルートは、低い年収に悩んでいる若い方に非常におすすめのキャリア形成のやり方だと考えています。弊社の社員にも、過去に未経験からホットペッパービューティの営業職になり、契約社員として年収384万円にアップした人がいます。さらに、リクルートのしっかりした研修を受けられた上で、3年半やり遂げたら100万円の「キャリア支援金」も受け取れ、大変良かったと話していました。次のキャリアとして縁あって弊社へ入社してくれ、バリバリ楽しそうに働いています。

年収を上げたい人は、リクルートへの転職を検討してみるのも良いのではないでしょうか。ちなみに弊社は無料で転職サポートさせていただけるので、お気軽にご相談ください。

この記事を読んだあなたが、リクルートの年収事情について詳しくなり、自分の就職・転職活動の参考になったのであれば嬉しく思います。

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この記事を書いた人

10年間のリクルート在籍中に約3000名の方の面接を担当。
リクルートの面接の特徴や求める人物像を熟知し面接対策を実施しています。
リクルート各領域の人事との太いパイプを活かした様々な交渉も行います。

☆キャリアコンサルタント国家資格保有
☆GCDF-JAPAN公認キャリアコンサルタント

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