なぜ㈱リクルートを志望するのか?
なぜ㈱リクルートの事業や仕事に興味を持ったのか?
面接で必ず確認されるひとつが「志望動機」です。
いまご覧いただいているリクルート転職白書を運営するPomto㈱では年間300人以上、この3年間で1000人以上のホットペッパーグルメ・ビューティ(旧リクルートライフスタイル)の営業職志望者に向けて面接対策を実施してきました。0.5次面接、1次面接、最終面接と選考段階に応じて確認されるポイントや、面接官の趣味や特徴、好みに合わせて各選考段階で実施しているため、沢山ある転職エージェントの中でも最も高い選考通過率を実現し最優秀エージェント賞も受賞させていただきました。
特に最初の面接である0.5次面接の面接対策で模擬面接を実施すると、残念ながら約9割の方が「絶対に落ちる志望動機」をお話しされます。その志望動機では100%落ちますよ。とお伝えすることから面接対策がスタートしていくのですが、この記事では絶対に落ちる志望動機を5パターンご紹介します。実際に面接を受ける前にこの記事をご覧いただき、これ言おうとしてた!危なかった!という方がいらっしゃれば幸いです。
❶リクルートのサービス使ってますパターン
㈱リクルート 飲食・ビューティ領域(旧リクルートライフスタイル)が提供するサービス「ホットペッパービューティ」「ホットペッパーグルメ」「じゃらん」等を自分自身がユーザーとしてよく使っている。がそのまま志望動機になるパターンです。
たとえば、
いつもHotpepperBeautyをユーザーとして使っているので、利用者の目線で様々な提案ができると思って志望しました。
食べるのが好きでいつも飲食店を探すときにホットペッパーグルメを使ってお店探しをしています。お店を探している人に魅力的なお店の情報を届ける側に回りたいと思い志望しました。
旅行が好きでいつもじゃらんを使って宿の予約をしています。泊まる側の利用者の目線で宿泊プランを企画したり、アイデアを提案できると思い志望しました。
とかです。
このパターンの志望動機を話す方めちゃめちゃ多いのですが、はっきり言って100%落ちます。
冷静に考えてみてほしいのですが「サービスを使っているからそこで働きたい」は志望動機になっていません。じゃあ普段使っている近所のコンビニで働くのもいいし、普段使っているスマホの販売店で働いてもいいわけです。
ホットペッパーグルメ・ビューティ事業の募集職種は「企画営業職」ですので、海千山千の飲食店オーナーやこだわりの強い美容室オーナーとの様々なタフな折衝や交渉が発生しますし、日々目標数字に対する達成も強く要求されます。精神的な強さや忍耐力が求められる仕事に対して、ホットペッパービューティーをよく使ってるからという理由でスタートしても乗り越えられる仕事ではないのです。
もちろんサービスを使った事があるに越したことはないのですが、よく使うから営業ができる、は全くの勘違いです。いつも日本代表のサッカーを観戦してるから自分も代表でサッカーできる。と言ってるようなもんです。それだけで営業成果が出せるような仕事ならだれも苦労しません。はい。
❷ 「企画」「マーケティング」がしたいパターン
「企画営業職」「集客プランナー」といった職種名を見て、「企画」というキーワードで志望動機を用意する方も多いです。残念ながら100%落ちます。
たとえば、
友人で行く旅行を企画したり、飲み会を企画したりするのが好き(得意)なので志望しました。
企画の仕事に興味があって志望しました。
新しい事を考えたりアイデアを出す仕事をやってみたいと思い志望しました。
マーケティングとか集客の仕事に興味があって志望しました。
などなど。
「企画営業」とはあくまでも企画要素のある「営業」の仕事です。「企画」というとなんかクリエイティブな楽しいイメージがあると思いますが、営業活動がベースにあっての企画なので、しんどそうな営業に目を向けずに、楽しそうな「企画」部分を志望動機にしてしまうと入社後に大きなギャップが待ち受けていますのでやはり落ちます。
ホットペッパービューティの営業職を例に考えてみます。「企画」の要素とは、担当するお店のニーズや戦略に合わせたキャッチコピーや紹介文を考えたり、他店と差別化を計るクーポンを考えたり、お店の差別化戦略そのものを考えたりする要素です。しかしそのような仕事はあくまでも「クライアント」が出来てからの話し。
自分のクライアントを獲得するまでには、新規開拓の飛び込み営業やアポ取り電話などをひたすら繰り返す必要があります。断られても断られても何度も何度もアプローチしたり、時には怒鳴られて罵声を浴びる事もあるかもしれません。それでも心折れずに新規開拓のアプローチを続けていくわけです。そうしてやっと掲載してもらえたクライアントに対してお店が繁盛するための企画をしていくわけです。
「営業」という要素から目を背けて志望動機をどれだけ創りこんでも残念ながら採用には至りません。
❸ 研修制度が充実しているからパターン
これもあるあるパターンです。ホットペッパーグルメ・ビューティ事業(旧リクルートライフスタイル)の採用者の80%以上が営業未経験、業界未経験からの転職者です。その分、未経験者を3年間で一人前のビジネスパーソンに育てる為の研修制度がめちゃめちゃ充実しています。私たちPomto㈱が第二新卒の転職先にホットペッパーグルメ・ビューティ(旧リクルートライフスタイル)をオススメする最大の理由がこの研修制度だったりします。
しかし、その研修制度を志望動機にしてしまうとこれも残念ながら絶対に落ちます。
未経験でも成長できる研修制度が充実しているので志望しました。
研修が充実しており成長できる環境があると思って志望しました。
みたいな感じです。
これはなんでダメなの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが「環境依存」「他責性」が強いと判断される事がNG理由となります。
正直ここはとても微妙なニュアンスなのですが、
■研修制度がしっかりしている環境に入れば成長できる。
■この会社に入れば成長できる。
という思考は、自分自身の成長を環境に委ねる傾向があると捉えられます。成長はあくまでも自分の意志と自分の努力で成し遂げるものであり、研修制度はそのサポートでしかないわけです。
研修制度がしっかりしてるから志望するではなく、3年で○○な経験を積んで○○なスキルを高めたいから志望する。が前提としてしっかりあったうえで、その○○なスキルを高める為に研修制度も魅力に感じた。であればOKです。
特にやりたい事は決まってないけど東京に行けばなんか人生変わりそう。ではダメで、〇〇な仕事をしたくて東京に求人が多いから東京に行く。は大丈夫。という感じですね。分かりにくいですかねw
❹会社/事業/環境が魅力的パターン
面接官が聞きたい志望動機は、あなたオリジナルのあなたにとっての志望動機なのですが、自分の物語とは関係なく会社や事業のことを志望動機にしてしまう人も一定数いらっしゃいます。
たとえば、
「日々の生活を豊かにする新たな機会の提供に全力で取り組む」という社長メッセージに共感した。
多くの人が使う魅力的なサービスを作っている会社で働きたいとおもった。
新しいサービスを生み出し成長し続ける社風に魅力を感じた。
若い社員が多くて活気がありそう。
などです。
これも残念ながら志望動機になっていません。大学生の就職活動でもよくあるパターンですが、会社の事や業界の研究をしすぎたあまり、その会社がいかにステキかを伝えて志望動機と勘違いしてしまうケースです。
○○という経営理念に共感しました。は志望動機ではありません。自分は〇〇な理由で○○な仕事がしたいと思っていて、御社の○○な経営理念に共感した。これはギリギリ志望動機になっています。
新しいサービスを生み出し成長し続ける社風に魅力を感じた。
はこれだけでは志望動機にはなっていませんが、
自分は将来多くの人の役に立つ自分のサービスを創りたいと思っていて、新しいサービスを生み出し成長し続ける環境で、新しい価値を生み出す思考や文化を体感したい。
は立派な志望動機と言えます。
つまり会社や事業が魅力的であるというだけでは志望動機になっておらず絶対に落ちますが、しっかり自分の物語があって、その物語に会社や事業の魅力が必要であるならばOKと。まず自分ありきという事です。
❺抽象度高すぎパターン
これもとても多いパターンです。一見それっぽい事を言っているけど、実は何も言っていない。という抽象的な言葉で終始してしまうパターンです。【面接対策】リクルートの面接受けるなら必須!!具体的に話す。の具体的な処方箋で詳しく書いてますので、身に覚えのある方はそちらの記事も読んでみてください。
営業力を付けたいと思って志望しました。
スキルアップしたくて志望しました。
キャリアアップしたくて志望しました。
成長したくて志望しました。
新しい事に挑戦したくて志望しました。
やったことが無い事をやってみたいと思って志望しました。
などなどいくらでも出てきます。
一見それっぽくいいこと言っているようなのですが、例えば「営業力を付けたい」と一口に言っても世の中には様々な営業スタイルやスキルがあります。新規開拓のスキルなのか、課題解決スキルなのか、提案スキルなのか、継続的にお客様に伴走してサポートするスキルなのかetc 「キャリアアップしたい」「成長したい」と言っても、その人にとって具体的にどうなる事がキャリアアップなのか?成長なのか?具体性がないと何も言っていないことと同じです。
抽象的な言葉でしか伝えられないという事は、本人にとってそこまで具体的なイメージが出来ていないという事であり、本気でそう思っていない可能性が高いわけです。
例えば「サッカーが上手くなりたい」と本気で思っていれば、
もっとトラップが上手くなりたい、ボールタッチを柔らかくしたい、簡単に倒されないように体幹を強くしたい、より高い打点で強いヘディングをできるようにしたい等、サッカーが上手くなるために具体的にどんな能力を高めたいかが見えてくるはずです。
具体性が何もなくて「成長したい」だけ考えている段階は、本気でそう思っていないか、どう成長したいかが見えない状態で環境を選ぼうとしていて入社後に思ってたのと違う。と早期退職する可能性が高いと思われてしまうわけです。
まとめ
いかがでしょうか?
ホットペッパーグルメ・ホットペッパービューティ(旧リクルートライフスタイル)の面接で絶対に落ちてしまう志望動機を5つご紹介しました。そんな事言われなくてもわかってるわ!という事も多かったかもしれませんが、当社で実施する面接対策時には驚くほど多くの方が今回ご紹介した5つのパターンの志望動機のどれかにあてはまります。
面接対策を経て多くの方が話す内容がガラッと180度変わるのですが、何も疑問を感じずにそのまま受けてそのままお見送りとなってしまう方もとても多いのが現実だと思います。
もし本気で㈱リクルート 飲食領域・ビューティ領域(旧リクルートライフスタイル)の内定を取得されたいのであれば、当社でなくても構いませんので一度転職エージェントのアドバイスを聞いて見られることをオススメします。
当社に相談してみようかなと思われた方はお気軽にご相談ください。
また、基本的なビジネス表現については、下記のような記事にて学習しておくことをおすすめします。