働きながら転職活動するのは無理?成功させる手順やコツを解説

この記事を読んでいるあなたは「働きながら転職活動をするなんて無理!」「どうやって仕事しながら転職活動するの?」と疑問に思っているのではないでしょうか。

結論、事前準備に時間をかけ、効率良く進めることができれば、働きながらでも転職活動を成功させられます。

必要に応じて転職エージェントなどを活用しながら、スケジュール設定や面接対策を入念に行うことが大切です。

本記事では働きながら転職活動を行う際の手順やコツを解説します。

最後まで読めば、効率良く転職活動を進める方法が分かり、働きながらでも納得のいく転職ができるでしょう。

この記事のポイント!
  1. 働きながらでも転職活動は成功させられる
  2. 働きながら転職活動を進めるには事前準備に時間をかけることが大切
  3. 20代の転職に自信をもっている弊社「Pomto株式会社」の転職サービスもご検討いただけると幸いです!
目次

働きながら転職活動をするときの4ステップ

働きながら転職活動をするためには、以下4つのステップでおこないます。

  • 事前準備をする
  • 求人に応募する
  • 面接を受ける
  • 退職手続きをする

本章で働きながら転職活動をする手順を理解し、今後のスケジュール設定の参考にしてみてください。

STEP1. 事前準備をする

転職活動をスタートさせるためには、はじめに事前準備をおこないます。

事前準備を入念に行うことで、その後の転職活動がスムーズに進めやすくなります。

事前準備としてやるべきことは、大きく分けて以下3つです。

  • 転職スケジュールを設定する
  • 自己分析をする
  • 企業の情報収集をする

これから働きながら転職活動を始めたい人は、まず本ステップの内容から始めてみましょう。

転職スケジュールを設定する

転職スケジュールを立てるときは「いつまでに転職したいか」の具体的な時期を設定しましょう。

転職する目標時期から逆算してスケジュールを設定できるため、メリハリのある活動ができるようになります。

厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」によると、活動をはじめてから実際に転職するまでの期間は「1ヶ月以上3ヶ月未満」が最多です(28.8%)。
いつ転職するか迷っている人は、1ヶ月以上3ヶ月未満を目安に転職活動のスケジュールを組むといいでしょう。

スケジュール設定をするときは、勤め先の従業員規則を確認し、いつまでに退職の申し出をする必要があるのか確認しておくことも大切です。

残った有給の消化や業務の引継ぎ期間も含めてスケジュールを組めば、落ち着いて活動を進められます。

自己分析をする

転職活動前の準備段階で、自己分析を深めておくことも大切です。

自己分析を通して自分の長所や短所、スキルなどを棚卸しし、転職先選びの軸を定めておくと、ミスマッチのない転職活動ができるでしょう。

自己分析の手順と具体的なやり方は以下のとおりです。

自己分析の手順方法
1. 自分が実現したい将来像を明確にするネガティブな転職理由をポジティブな理由に置き換える・「仕事量が多く疲れた」→「プライベートを充実させたい」
・「やりがいを感じない」→「今のスキルを活かしてステップアップしたい」
2. 自分の性格・強みを把握する過去の経験・出来事で自分がどのように感じ、行動したのか書き出す「仕事で困難に直面したが、上司に相談して解決した」→周囲と協力して仕事を進められる
3. 持っているスキルを整理する持っている資格やこれまでのキャリアを振り返る・大きなプロジェクトを任された・新人教育をしたことがある
4. プライベートでの興味・関心を整理する・自分の趣味を書き出す
・少し気になるような関心ごとも書き出す
・ギターをひく・読書が好き・経済ニュースに関心がある
5. 自分の大切にすることの優先順位をつける年収や福利厚生、やりがいなど、自分が大切にしたいことを紙に書き出し優先順位をつける・プライベートを充実させたい場合の優先順位
1. 休暇日数の量
2. 福利厚生
3. 出勤時間
・スキルアップしたい場合の優先順位
1. やりがい
2. 年収
3. 福利厚生

表を参考に、自分自身の理解を深めてから次の段階に進みましょう。

求人情報を集める

自分が希望する業界や職種が定まったら、求人情報をチェックしましょう。

求人情報を集めるには、以下の方法がおすすめです。

  • 企業の採用ホームページを見る
  • 転職サイト・エージェントを活用する
  • 転職フェアなどイベントに参加する など

通勤中や終業後の時間はインターネットで情報収集、土日は転職フェアなどに参加してみるなど、空き時間を有効活用しましょう。

STEP2.求人に応募する

気になる求人が見つかったら、企業サイトや求人サイトから応募してみましょう。

求人に応募する際は、基本的に履歴書と職務経歴書の作成が必要です。

それぞれに記載する内容は以下のとおりです。

書類名記載する内容
履歴書志望動機・応募者のプロフィール・スキルなど
職務経歴書これまでおこなった業務内容・成果・担当したプロジェクトなど

履歴書はコンビニや100円ショップ、文具店などで入手できます。

規格やサイズが応募先の企業に合っていれば、手書きでもパソコンで作成しても問題ありません。

職務経歴書は決められた用紙などは特にありませんが、A4サイズ用紙1〜2枚程度にまとめるのが一般的です。

履歴書や職務経歴書は、Web上でWordやExcel形式のテンプレートをダウンロードできることもあるため、活用してみてください。

応募後は、企業から今後の流れについての連絡があるため、電話やメールなどをこまめにチェックしておきましょう。

STEP3.面接を受ける

書類選考に通過後、適性検査や筆記試験を挟む場合もありますが、一般的には面接選考が行われます。

面接は企業が求める人材に合致するのかをチェックされる重要な選考段階であり、コミュニケーションスキルや人柄をみられます。

面接選考を受ける前には、しっかりと対策をおこないましょう。

企業が求める人物像を想定し、自分が企業に対してどのような役に立つのか事前に考えておく必要があります。

以下のような方法で面接対策をおこないましょう。

  • 面接選考で話す内容を録音・録画する
  • 鏡の前でシミュレーションする
  • YouTube動画で面接練習をする

また、転職エージェントは、サポートの一環としてキャリアアドバイザーからの模擬面接を実施しているところが多くあります。
一人で面接対策を行うのが不安な人は、転職エージェントに登録してサポートを受けるのもおすすめです。

STEP4.退職手続きをする

選考に通過し、内定が決まったあとは、現在いる会社での退職手続きが必要です。
基本的な退職手続きの流れは以下のとおりです。

  • 退職の意思表示
  • 退職願を提出(退職の1カ月前)
  • 業務の引き継ぎ・取引先へあいさつ
  • 有休の消化や整理・整頓、返却物の確認
  • 健康保険証の返却

一般的には退職希望日の1ヶ月前までの申し出が必要ですが、企業によって異なる場合もあるため、勤め先の就業規則を確認しましょう。

退職手続きを進めるときは、円満退職できるよう工夫することが大切です。

例えば、退職の申し出の際には、前向きな退職理由かつ強い意思を伝えましょう。

今の会社への不満などを伝えるのは、印象が悪いだけでなく、慰留条件を提示されてスムーズに退職できなくなるリスクがあります。

退職日が確定したあとも、引継ぎや挨拶を計画的に済ませ、なるべく円満に退職できるよう心がけましょう。

働きながら転職活動をした人の成功パターン3選

働きながら転職活動をした人の成功パターンを体験談を踏まえて3つ紹介します。成功パターンとしては以下の3つです。

  • 転職エージェントを活用する
  • 事前準備・面接対策に時間をかける
  • スキルを身につけてから転職する

本章を参考に、成功イメージを持って活動しましょう。

成功パターン1. 転職エージェントを活用する

働きながら転職活動を成功させるなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

転職エージェントを利用すると、プロによる手厚いサポートを受けられます。

履歴書・職務経歴書の添削や、入社日・待遇面の交渉も代行してくれるので、心理的負担も減らせるでしょう。

転職エージェントを使って、働きながら転職に成功した人の体験談を3つ紹介します。

面接の際、エージェントが私の特徴を評価し、その推薦文を提供してくれたことが大きかったと感じています。また、面接前には、過去の転職者たちの感想を見せてもらえまして、面接時の対応もスムーズに行えました。

Yahoo知恵袋より抜粋

自分で企業を探す手間や仕事をしながら履歴書を準備するなど結構大変でした。エージェントに頼むことで転職先候補は探してくれますし、履歴書や職務経歴書などの書き方も教えてくれます。一番のメリットは給与交渉など、条件面での交渉を代わりにやってくれたことです。

Yahoo!しごとカタログより抜粋

私は転職エージェントを利用したことで、良い条件の会社に転職できました。絶対譲れない条件があったので、その点については面接前にエージェントを通して会社側に確認をしてもらいました。給料交渉も行なってくれたので、年収も上がりました。

Yahoo!知恵袋より抜粋

働きながらの転職活動は、限られた時間で動かなければならない場面が多くなります。

キャリアアドバイザーによるサポートを受ければ、効率良く質の高い転職活動ができるのがメリットです。

成功パターン2. 事前準備・面接対策に時間をかける

働きながら転職を成功させるには、限られた時間で効率良く転職活動を進める必要があります。

そのため、自己分析や選考対策に時間をかけることが大切です。

事前準備・面接対策に時間をかけたことで、働きながら転職に成功した人の体験談を2つ紹介します。

私は今の会社に入る前、企業を徹底的に調べ、何が必要かを調べました。そして必要な運転免許をすぐに取り、本を何冊も読みあさって勉強(現在も勉強中)。転職エージェントの方からその積極性や行動力を認められ、希望先の会社に推薦状を書いてもらいました。

Yahoo!知恵袋より抜粋

退職時期は、転職を決意した時点から6か月後に設定。転職準備の期間に『自分は何を大切にしたいのか。どんな生活をおくりたくて、将来はどんな姿になっていたいのか。』転職軸を明確にしました。転職期間中いろいろな人が口を出してきましたが、自分の中の軸を持っていたことで周りに惑わされずに進められました。
応募書類の作成、推敲にも時間がかけられたことも大きかったです。書類に応募した企業のうち、8割の確率で書類選考を通過して面接に進めました。

noteより抜粋

両者とも企業調査や書類作成など、事前準備に時間をかけたことで、働きながらの転職活動を成功させています。

仕事終わりや休日など、すきま時間を見つけて準備を進めましょう。

成功パターン3. スキルを身につけてから転職する

スキルを取得してからの転職活動は内定をもらいやすく、年収アップも狙えます。

特に中途採用の場合、即戦力となる人材は歓迎されることも多くあります。専門的なスキルや知識を取得してから転職活動をすれば、採用につながりやすくなるでしょう。

働きながらスキルを身につけた結果、転職に成功した人の体験談を2つ紹介します。

当時25歳専門卒で、アパレル販売員(基本給21万残業ほぼなしボーナス無し)から宅建を取得し不動産営業へ転職しました。不動産営業では1年目から年収450万円になりました。

Yahoo!知恵袋より抜粋

某大手電機メーカーで生産技術職をしていましたが、エンジニアへ転職したく、独学で学習をはじめました。家族の反対もあり学習や転職活動を諦めた時期もありましたが、エンジニアへの道を諦めきれずに学習を再開。独学で学習をはじめてから約2年ほどで個人サービスを開発・リリースし、その後エンジニアとして転職できました。

noteより抜粋

企業によって求めるスキルや資格があるため、情報収集の際に確認しておくことをおすすめします。

働きながら転職活動を成功させるコツ5選

働きながら転職活動を成功させるために押さえるポイントは以下の5つです。

  • 転職の目的を明確にする
  • 時間管理をする
  • 転職活動は会社外で行う
  • 気楽な気持ちでいる
  • 面接対策を入念に行う

本章を参考に、成功のポイントを理解したうえで転職活動の準備を進めましょう。

転職の目的を明確にする

働きながら転職活動を成功させるには、転職の目的を明確にすることが大切です。

円満に退職するためには、前向きな転職理由を伝えて退職交渉をスムーズに進める必要があります。

転職理由を明確にしておけば、ポジティブな退職理由を伝えやすくなるでしょう。

例えば、仕事のやりがいを求めて転職活動を始めた場合、転職理由は「スキルアップできる企業で働きたい」と言い換えられます。

退職交渉の際に「今の仕事が面白くない」とネガティブな理由を伝えてしまうと、印象が悪くなったり、引き止めにあったりすることも。

「新規事業を展開する企業で経験を積みたい」など、ポジティブな理由に変換して伝えれば、上司にも納得してもらいやすくなるでしょう。

前向きな理由を伝えて円満退職をするためにも、転職の目的は明確にしておくことをおすすめします。

時間管理をする

時間管理をすることは、転職活動をテンポよく進めるために重要なポイントです。

働きながらの転職活動は時間の確保が難しく、だらだらと長引いてしまうこともあるでしょう。

転職活動の長期戦を防ぐためにも、時間管理をして行動することをおすすめします。

時間管理をするには「いつまでにやるか」「どのくらいの時間をかけてやるか」など、タスクを細分化することが大切です。

時間を意識して行動することで「この時間にはこれをやろう」と計画を立てやすくなります。

小さな目標を少しずつ達成していくことで、前向きな姿勢を保ちやすくなり、長期的な活動のモチベーション維持にもつながるでしょう。

時間管理を徹底することで、仕事と転職活動の両立がスムーズになり、効率的かつ前向きに転職活動を進められます。

転職活動は会社外で行う

働きながら転職活動をする場合は、会社外で活動を行いましょう。

会社内で転職に関する内容を調べたり、応募先の企業と連絡を取ったりすると、上司や同僚に気付かれるリスクがあります。

転職活動していることがバレると、会社での立場が悪くなったり、仕事への評価に影響が出てしまったりするかもしれません。

転職活動していることに気付かれないためには、以下の3点に注意しましょう。

  • 転職活動を会社内の人に話さない
  • エージェントとの連絡時間・方法を調整する
  • 会社内で転職活動をしない

円満退職を目指すためにも、上記を押さえて慎重に活動することをおすすめします。

気楽な気持ちでいる

働きながら転職を成功するコツとして、心にゆとりを持って臨むことが大切です。

働きながらの転職活動は精神的にも体力的にも負担が大きいものです。

しかし、気楽な気持ちで構えていれば、より前向きに状況を捉えられ、自信にもつながります。

転職活動がうまく進まなくても「今は転職するタイミングではないのかもしれない」「この企業は自分と合わなかったのだろう」と冷静に分析しましょう。

また、転職を迷っている場合は、内定をもらってから最終判断をすることも可能です。

不採用や将来への不安など、ネガティブな感情に囚われすぎると心身ともに消耗してしまいます。

今自分がすべきことに焦点を当て、肩の力を抜いて活動することが大切です。

リラックスした状態で転職活動に取り組むことで、より良い結果につながる可能性が高まります。

面接対策を入念におこなう

働きながらの転職活動では、限られた面接の機会で最大限の力を発揮する必要があります。

面接は、採用担当者や役員と直接対話する貴重な機会であり、一緒に働きたい人材かどうかを判断されます。

良好な印象を残して内定を得るためには、十分な準備が欠かせません。

面接対策では、想定できる質問に対しての答えをあらかじめ用意し、実際に声に出して練習することが大切です。

転職エージェントを利用している人は、キャリアアドバイザーに模擬面接を実施してもらうのもおすすめです。

時間的な制約が多い中で、効率的に転職活動を進めるためにも、面接対策は入念に行いましょう。

まとめ|働きながらでも転職活動は可能!事前準備や選考対策に力を入れよう

働きながらの転職活動は、以下の手順で進める必要があります。

  • 事前準備をする
  • 求人に応募する
  • 面接を受ける
  • 退職手続きをする

働きながら転職活動を擦る場合、仕事の合間で効率良く進めなければならず、さまざまな困難に直面するかもしれません。

本記事で紹介した転職活動成功のポイントをしっかり押さえて、働きながらの転職活動を成功させましょう。

また、弊社「Pomto株式会社」では、20代や第二新卒向けの転職サポートを行っています。

もしあなたが働きながら転職活動に不安を感じているなら、是非お気軽にご相談ください。

>>弊社「Pomto株式会社」の公式サイトを見てみる 


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この記事を書いた人

10年間のリクルート在籍中に約3000名の方の面接を担当。
リクルートの面接の特徴や求める人物像を熟知し面接対策を実施しています。
リクルート各領域の人事との太いパイプを活かした様々な交渉も行います。

☆キャリアコンサルタント国家資格保有
☆GCDF-JAPAN公認キャリアコンサルタント

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