アパレル販売員から転職可能なおすすめ職種や転職活動のコツを転職のプロが解説!

20代専門のキャリア支援を行っている当社Pomto株式会社では、アパレル販売職から異業種への転職を目指す方のご相談を日々いただきます。土日休めない事に対する不満、将来のキャリアに対する不安、長時間立ち仕事に対する体力的な不安等、転職を考える理由は人それぞれですが、共通していただくお悩みは「アパレル販売しか経験のない自分がどんな仕事に就けるのか?」という不安や疑問です。

この記事では、アパレル販売から転職を考える方が実際にどのような転職先を選ばれているのか?アパレル販売のどのようなスキルが転職市場で評価されるのか?等を徹底的に解説していきます。

目次

アパレル販売から異業種への転職は可能?

結論、アパレル販売から他の職種への転職は、専門的なスキルや経験を求める職種や業界でなければ十分可能です。特に店長や副店長、エリアマネージャーなど店舗全体の売上数字にコミットして様々な試行錯誤をしてきた方は転職市場での選択肢はより広くなります。

一方で同じアパレル販売の仕事であっても責任ある正社員として勤務されていた方と、アルバイト/パート/派遣等の非正規雇用で勤務されていた方とでは選べる選択肢は少し変わってくる傾向があります。まずはアパレル販売での雇用形態によって転職活動時にどのような差が出てくるか?どのようなキャリアプランがオススメかを解説していきます。

アパレル販売員のアルバイト・パート・派遣から転職

アルバイトや派遣等時給制の雇用形態でアパレル販売の仕事に従事しているという方の転職相談も多数いただきます。現実的な話になりますが、求人企業が求める経験として「正社員として○年以上勤務されていた方」等の条件を設けていることも多く、アルバイトから異業種・異職種での正社員を目指すという事は正直少しハードルは高いのが現実です。

アルバイトでも責任ある仕事を任されているケースももちろんありますので、これまでの業務内容や実績によってしっかり評価してくれる企業もないとは言いませんが、社員としての勤務経験がないという点で入り口段階の書類選考ではじかれてしまうケースも不本意ですがやはりあります。

アパレル販売のアルバイトや派遣からのステップとして最も現実的なのは、まずはアパレル販売の経験を活かして同業であるアパレルの別企業やアパレル以外の販売職での正社員を目指すというファーストステップを選択し、正社員としての経験を積んだうえで異職種への転職に挑戦するというステップが最も現実的と言えます。

一方で、「正社員」という雇用形態にこだわらなければ、契約社員や派遣社員として全く別の職種に挑戦するという選択肢もあります。未経験歓迎の営業職や無期雇用派遣という制度を活用した事務職など、まずは販売以外の職種に挑戦する事を優先される方でも様々な可能性がありますので、もし詳しく知りたいという方は気軽にご相談ください。

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アパレル販売員の正社員から転職

正社員として店舗予算や個人予算に責任を負ってアパレル販売員として勤務されてきた方には、様々な選択肢があります。アパレル以外の販売職への転職であればアパレル販売経験者はその接客力を高く評価される傾向がありますし、販売職以外でも、顧客との顧客折衝力が求められる営業職を中心に、人材業界のキャリアアドバイザー職、IT業界でのカスタマーサクセス職、来店型店舗でのカウンターセールス職、コールセンターなどのカスタマーサポート職など選択肢は多岐にわたります。

ただ、IT業界でのカスタマーサクセスやマーケティング系の職種など、大卒以上という応募条件を設けている企業もありますので、高卒か大卒かで挑戦できる選択肢は多少異なる実態もあります。高卒の方であれば学歴を重視せず実績や成果に絞って評価してくれる企業に絞って挑戦していく必要があります。

自分の経歴や学歴でどんな求人の選択肢があるのか?を詳しく知りたい方は、是非当社キャリア相談にお気軽にお申し込みください。実際にどのような選択肢があるのか?は「アパレル販売から転職する人が多い職種」の項目で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。

20代アパレル販売員のよくある転職理由5選と転職のポイント

一見華やかでおしゃれに見えるアパレル販売員という仕事ですが、アパレル販売員からの転職相談を日々沢山お受けしていると、転職を考えている理由をお伺いすると実はいくつかのパターンに集約される傾向があります。アパレル販売員からの転職を考えている理由によって次の転職先で大切にすべきことやどのような転職軸で転職先企業を絞り込んでいくべきかも異なります。

ここでは、アパレル販売員が転職を考える理由と、転職理由毎の転職活動のポイントを解説していきます。

理由①給与が低くて上がらない

アパレル販売員という仕事は表向きは華やかな印象を持たれますが、バックヤードでの商品管理や在庫管理、立ちっぱなしでの接客業務、個人予算や店舗予算などの責任数字など表向きは見えない過酷さがあります。また、常にお客様からの視線を意識してお洒落や美容に気を使う必要もあり、ブランドによっては自社商品の購入をほぼ強制するケースもあります。社員割引が利くとは言え、自腹での商品購入となるためただでさえ多くない手取り給与から自社商品の購入代金も差し引くと手元に残るお金は非常に少なく、食費や生活費を差し引くと自由に使えるお金はほとんど残らないという方が多いです。

副店長や店長とステップアップすれば給与が大幅に上がると期待していたものの、実際にはほとんど給料が上がらないという現実に直面して転職を考えたという方は多いです。

<転職時のポイント>
給与の低さに物足りなさを感じて転職を考える方は、次の仕事では現職よりも高い給料や、成果や実績に応じてしっかりと評価され給与が上がる環境かどうかが大きな転職軸となる傾向があります。未経験から挑戦できる事務職などは逆に給料がさらに下がってしまう傾向が強いため、しっかりと成果や実績が評価されるお仕事を選ばれる傾向が強いです。

理由②土日休みの仕事に就きたい

アパレル販売の仕事に限らず、サービス業は人が休んでいる時が繁忙期となるため、土日や祝日が休みをとりづらいという宿命があります。また、長期連休なども少なく年間休日も少ない傾向があります。

一般企業に就職した同級生や友人は土日祝休みが多く、なかなか休日が合わずに会えない事で疎遠になってしまうケースも多いです。もちろん平日休みにも出かけた際に休日よりも人が少ない等のメリットはたくさんあり、逆に平日休みを好む方も多くいらっしゃいますが、友人と休日を合わせたいという想いや将来家庭を持った際の子育てやパートナーと過ごす時間などを考えると土日休みの仕事に転職したいと考える方が多数いらっしゃいます。

<転職時のポイント>
「土日休める仕事に転職したい」「休日を増やしてワークライフバランスを充実させたい」そんな想いで転職を考える方の多くがまず「事務職」への転職を検討されます。しかし、いざ事務職で仕事を探してみると、思ったより給与が低かったり、選考がなかなか通過しない等の現実に直面されます。給与が低くてもいいからワークライフバランスを重視するのか、土日休みを叶えつつしっかりとキャリアアップを目指すのかによって選ぶべき求人は異なってきます。

理由③ブランドイメージと年齢が合わない

年月が経つにつれて年齢が積み重なっていくのは当然のことですが、自分が好きだったブランドで働いていたものの、気が付けばブランドがターゲットにしている年齢層を自分が超えてしまっている事に焦りや不安を抱き転職を検討されるケースも多いです。

また、今はまだ自分自身がブランドのターゲット年齢内で年齢の近いお客様と接客で来ているものの、数年後には自分の年齢が上がりブランドがターゲットとする世代とギャップが生まれてしまう近い未来に対して不安を抱いて転職を考え始める方も沢山いらっしゃいます。

同じ企業の中で異なる世代をターゲットにした複数のブランド展開をしている企業であれば企業内でブランドを変えていく事で働き続けることはもちろん可能ですが、単一ブランドや同世代に向けたブランド展開をしているアパレル企業でお勤めの方は、いつまで今のブランドで働けるのか?という不安を持つのは致し方ないと言えます。

<転職時のポイント>
アパレル販売員の仕事を長く続けたいとお考えの方であれば、自分の年齢に合ったブランドに転職をしていく事が悩みを解消する最もわかりやすい選択肢です。年齢層だけでなく、商品の価格帯や顧客層を変えて高単価のハイブランドの販売員に転職を検討する方も多いです。一方で、どうせ仕事を変えるのであれば全く新しい事に挑戦しようと考える方もいらっしゃいます。その場合は、他の転職理由の要素も複合的に考えて転職活動を行っていく必要があります。

理由④店長の次のキャリアが見えない

正社員としてアパレル販売の仕事に真剣に取り組んで来られた方であれば、その取り組みや実績を評価されて副店長や店長職に順調にステップアップしていく方は多いです。店長や副店長を目指して個人の成果や実績にこだわって日々アパレル販売の業務に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか?

しかし、目標が叶い店長や副店長に就任されたタイミングで転職を考え始める方が多いのも実態です。目指していた店長に就いたものの、次の目標が見えない。店長職に就いてより責任ある仕事を任されたものの思ったほど給与が上がらないという現実に直面し、アパレル販売以外の職種に転職を考えるというケースです。

店長の次のステップとして本社勤務での「商品企画」「マーチャンダイザー」「ブランド広報」等の職種へステップアップを希望されても、多くのケースで本社勤務への道は用意されていないケースが多く、アパレル業界でのキャリアを断念してしまう方も多いです。

<転職のポイント>
アパレル業界内でのキャリアアップが出来ない事を転職理由として考える方は、異業種や異職種での「キャリアアップ」を目指す傾向が強いです。アパレル販売員として培ってきたスキルや経験をしっかり活かしたうえでより社会的価値の高い仕事に挑戦したいと考える方が多く、法人向けの営業職や課題解決型の提案が求められる職種など、顧客折衝力を高める仕事へ転職を希望される方が多いです。

理由⑤将来が不安

将来の結婚や出産・育児、ブランク後の社会復帰を考えたときに今のままで大丈夫か?という不安を抱いて転職を検討される方も非常に多いです。

アパレル販売職の経験しかない状態で結婚・出産とブランク期間を迎えてしまうと、ブランクを経て社会復帰しようと仕事を探してみても現実的には販売のお仕事が選択肢の中心になってしまうのが実態です。家庭や子供の事を考えてブランク後は土日休みの仕事に就きたい。社会復帰する際に、しっかりと社会から必要とされる自分になっておきたい。そう考えて今のうちに新しい仕事に挑戦しできることを増やしておきたいと考える事は非常に理解できますし、長い目でキャリアを考えたときにとても正しい選択だと思います。

<転職時のポイント>
20代のうちに出来ることを増やしておきたい。そう考えて転職を考える方は、営業職のような自身の価値を明確に発揮できる職種へ挑戦されるケースや、エンジニアのような専門的なスキルや知識を身に着けて手に職を付けておこうと考えるケース、とりあえず事務職としての実務経験を積んでおこうというケースなどに分かれる傾向があります。

アパレル販売から転職する人が多い職種

ここでは、アパレル販売員から異業種へ転職される方が、実際にどのような仕事に転職されているのか。これまで当社で転職サポートしてきた数百人の方の実例を基に紹介していきます。相談する転職エージェントによって転職先は多少異なるかもしれませんが、アパレル販売員から未経験の仕事への転職に於いては大枠同じ傾向があると思いますので是非参考にしてみてください。

①営業職

アパレル販売員として培ってきた接客スキルやコミュニケーションスキル、店舗予算や個人予算にコミットしてきた経験を最大限活かしてキャリアアップを目指す方の転職先として最ものはやはり「営業職」です。

「営業職」というと「ノルマが厳しそう」「飛び込みやテレアポなど断られることが多く精神的に厳しそう」「パワハラが多そう」などネガティブなイメージを持たれて敬遠される方が多いですが、営業職と言っても企業や業界次第で様々な営業スタイルがあります。お客様の課題に合わせて解決策をご提案するコンサルティング型の営業職や、飛込やテレアポなどは一切なく、問い合わせ対応型の営業職など様々なスタイルがありますので、最初は敬遠していたが詳しい仕事内容を理解すると興味が出る事も多いです。

ここではアパレル販売から営業職として転職される方が、実際にどのような業界の営業職に転職されているのかをもう少し詳しく解説していきます。

参考記事:コンサルタントとはどのような仕事?仕事内容からコンサルティング業界まで徹底調査!

アパレルから人材業界の法人営業に転職

人材業界というと転職希望者の相談を受けて転職をサポートするキャリアアドバイザーの仕事を想像される方が多いのですが、「求人広告の法人営業」「人材派遣の法人営業」「人材紹介業の法人営業」など法人向け営業職の求人が多数存在します。営業対象となる企業数が圧倒的に多いため、営業未経験の方でも販売職の経験があれば積極的に採用する求人が多いのが特徴です。アパレル販売員から法人向けの営業職を経験する選択肢として非常に人気があり、転職実績も多いです。

アパレルから人材業界のキャリアアドバイザーに転職

人材業界の中でも大中数多くの企業が存在する転職エージェントで転職希望の方のキャリア相談を実施し求人を紹介して転職活動のサポートを行うキャリアアドバイザー職の募集は多数存在します。特にアパレル販売経験者の対人コミュニケーション力の高さや清潔感等の印象面が評価される傾向があります。介護業界や医療業界に特化した転職エージェント、保育士に特化したエージェント、エンジニアに特化したエージェントなど得意ジャンルを明確に絞った中小規模のエージェントでの募集が多いのが特徴です。

注意が必要なのは、キャリアアドバイザーという仕事は転職に悩む方のサポートをするという仕事ですが転職決定を生み出して売上獲得を目指す営業職としての要素が強い職種でもあります。転職に悩む「人」を商品として捉え、転職を強引に勧めて売上を作ることを優先するエージェントも多数存在しますので、思っていた仕事と違う!とならないようにしっかりと企業文化や仕事のスタイルを見極めて応募する事をお勧めします。

アパレルからWEB/広告業界の営業に転職

自社メディアを運営する企業の自社メディアの広告販売先を開拓する広告営業や、様々な大手メディアの広告枠の営業活動を代理で行う広告代理店の営業職など広告営業の仕事に転職する方も非常に多くいらっしゃいます。電通や博報堂、大手WEBメディア運営企業などでは広告の法人向け営業の事を「アカウントプランナー」という職種名で呼ぶこともあります。

アパレル販売員から営業未経験で挑戦できる広告営業の多くは新規開拓を伴う営業職が中心となりますが、新規で新たに顧客を作り出すスキルを身に着けながら、顧客の課題に対して最適な広告手法を提案する課題解決スキル、広告効果を上げるためのクリエイティブ力、ディレクション力、競合他社との差別化を実現するマーケティングスキルなど多岐にわたるスキルや経験を積むことが出来ます。

転職の目的をキャリアアップにおいている方や、20代の間にとにかくできることを増やしておきたいとお考えの方には非常にオススメの仕事です。

アパレルから不動産業界の営業に転職

不動産業界は未経験からの転職者が多く、アパレル販売からも不動産業界へ転職する方も非常に多いです。

不動産と言っても業態は多岐にわたっており、土地の取得からマンションや商業施設の開発を行う不動産デベロッパー、分譲マンションや戸建て物件、土地の販売を行う不動産販売会社、不動産を売りたい人と買いたい人の間に入り売買の仲介を行う不動産仲介、主にマンションなどの賃貸物件を紹介する不動産賃貸、不動産オーナーに代わって物件の管理を行う不動産管理など様々な種類があります。

アパレル販売員からの転職先として最も多いのは「不動産賃貸のカウンター職」「不動産の販売」のお仕事が中心となります。アパレルから挑戦できて最も稼げる仕事は「不動産売買の仲介営業」ですが、歩合制の要素が強く営業未経験からのスタートではリスクも大きいためあまりお勧めはしません。

②事務職

アパレル販売からの転職相談で最初に多くの方が希望される職種が「事務職」です。土日休める仕事で自分にもできそうなお仕事は…と考えてまず最初に思い浮かぶのが「事務職」という方は多いです。しかし、いざ求人を探してみてもなかなか条件のいい事務求人が見つからなかったり、条件面は妥協して応募してみても書類選考でお見送りになったり、面接が通らなかったりとうまくいかないケースがほとんどです。

実は事務職は非常に競争が激しく、専門性や特別なスキルを求めない事務職であれば派遣やアルバイトなどの雇用形態でも容易に採用できることから待遇や条件も低く抑えられている傾向があります。その現実を知らず、事務職でキャリアアップしたいと考える方が一定数いらっしゃいますが未経験OKの事務職はキャリアアップと言える仕事ではありません。

スキルや専門性を磨いて専門的な経験を持つ事務職としてキャリアアップを目指すか、待遇や条件面は求めずワークライフバランスを重視して未経験OKの事務職を選択するかが問われます。ワークライフバランスを重視して「事務職」にこだわる方には次のような選択肢があります。

無期雇用派遣を活用して大手企業の事務職に転職

従業員規模の比較的大きな大手企業の事務職として勤務したいという方であれば、派遣会社の社員として派遣先企業で事務職として働く「無期雇用派遣」という方法があります。OAスキルや基本的なビジネススキルを研修で学んだうえで配属されるため、事務職の経験が全くない方でも大手有名企業の事務として実務経験が積める仕組みになっています。

<参考記事>
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中小零細企業の事務に転職

事務職は非常に人気の職種であり応募が集めやすい求人の為、大手求人サイトや転職エージェントでは広告掲載費用や紹介費用が発生するため未経験を対象とした事務職の求人はあまり見つけることが出来ません。どうしても正社員での事務職にこだわりたいという方は、ハローワークやIndeedなど企業が無料で求人募集できる仕組みを活用して求人を探すことをオススメしています。待遇面や福利厚生などは正直期待できませんが、地場中小企業や家族経営のような小さな会社の事務職募集が見つかる可能性があります。

③カスタマーサポート/カスタマーサクセス

アパレル販売員として培ったコミュニケーションスキルを武器にした転職先として、コールセンター等の電話を活用したカスタマーサポート職に転職される方も多数いらっしゃいます。また最近求人が増加しているIT業界のSaaSと呼ばれるサービスを運営する企業でのカスタマーサクセスというポジションでもアパレル販売経験者を積極的に中途採用されるケースが増えてきています。

IT/SaaS業界のカスタマーサクセスに転職

SaaSとは「SoftWare as a Service」の略称で、サービス提供者側が提供するサービスをインターネットを通じて利用する事業モデルの事を指します。利用企業は月額利用料を支払い継続的にサービスを利用するモデルのため、継続利用してもらうための定期的な顧客サポートや、企業の活用状況や課題に合わせたアップグレード提案などを行う仕事です。

SaaS業界は非常に成長を遂げており日々新しいSaaSサービスが誕生しています。SaaSサービスのカスタマーサクセス経験者を募集する中途採用求人も増加傾向にあるため、アパレル販売からSaaSのカスタマーサクセスに転職して経験を積みたいと考える方は増加傾向にあります。とはいえ未経験採用を行うには一定の研修体制や育成環境が整っている必要があるため、アパレル販売からカスタマーサクセスに転職できる企業は限られているのも実態です。どの企業のどのサービスであれば未経験からカスタマーサクセスに挑戦できるのか知りたい方は気軽にご相談ください。

コールセンターのカスタマーサポートに転職

アパレル販売に限らず接客サービス業からの転職先として根強い人気があるのがコールセンターのカスタマーサポート職です。個人を対象としたコールセンターであれば土日含めたシフト勤務が多いですが、法人向けのサポートを行うコールセンターでは土日祝お休みの求人もあります。

ただ、スーパーバイザー等のマネジメントの役割を目指す方はコールセンター業の中でのステップアップは可能ですが、いちコールセンタースタッフとしての勤務ではやはり待遇面や条件面での向上は見込めないケースが多いです。

アパレルから転職するときに評価されるスキルや経験5選

アパレル販売員の仕事は大きな括りでは「個人向け営業」という役割になります。その経験の中でどのような要素が転職活動時に評価されるのかを解説していきます。

①店舗数字や個人数字に責任を負って成果を出した経験

個人の販売成績や、店長や副店長として店舗全体の売上向上のために主体的に取り組んだ経験は様々な職種の面接で高く評価される傾向があります。特に、ただ数値を追いかけただけでなく創意工夫してPDCAを回し実績に繋げた経験などを語ることが出来れば営業職やカスタマーサクセス職での面接で非常に武器となります。

②顧客の印象をよくする笑顔と清潔感

アパレル販売員の仕事は常に人から見られている仕事の為、美意識の高さやお洒落に対するこだわり、人を気持ちよくさせる笑顔等が大きな武器として評価されます。対人の仕事はもちろん、事務職などの社内向けの仕事であっても周囲の人間に良い印象を持ってもらうことは大きな評価ポイントとなります。

③短時間で顧客のニーズを把握して提案に繋げるヒアリング力・提案力

短い接客時間の中で、顧客の趣味や志向性を理解し最適な商品を提案するアパレル販売員としてのスキルは課題解決型の営業職やカウンター職などで大いに役立ちます。一方的に決まった商品を押し付けるのではなく、お客様に合わせた提案を行ってきた経験が転職活動では大きな武器となります。

④バイトスタッフや後輩育成を含めたチームワークの創出

チームワークや協調性という要素は様々な職種において求められる要素です。アルバイトの指導を任されていた経験や、売場スタッフ全体を巻き込んで店舗売上向上の取り組みを実践してきた経験などは転職活動に於いても高く評価されます。

⑤SNSやDMを駆使して集客/販売強化に取り組んだ経験

店舗売上を拡大するために、お店のSNS運用を任されていたり、POP制作を自主的に行ったり、顧客リストを自主的に作成してDMなどで新商品の案内を行ったり。お店から出られない中でいかに集客を増やすか、購買率を高めるか、単価を上げるかなどの取り組みを主体的に行っていた経験は高く評価される傾向があります。

アパレルから転職するときの面接対策のポイント3選

ここではアパレル販売員から未経験職種への転職を行う場合、面接で気を付けるべきポイントを3つご紹介します。応募する職種や業界に限らず、アパレル販売員としての経験を面接で最大限魅力的に伝えるノウハウとして参考にしてみてください。

①アパレルでの実績や成果を数字で語れるようにしておく

面接時に聞かれることとして最も重要な要素は、前職での実績や成果です。○○を意識していた、○○を大切にしていた。といった抽象的な表現ではなく、結果としてどのような成果につながったのか?を伝えることが非常に重要です。アパレル販売員として取り組んできた事を極力数字で具体性を持って伝える努力が必要です。

自分が主体的に試行錯誤して取り組んだことがどのような成果につながったのか?前年比で売上が何パーセント向上した、顧客単価が何パーセントアップした、来店数が何パーセント増えたなど、自身の取り組みによる結果を極力数字で表現する事を心掛けてみてください。

うまく伝えられる数字がない、何を成果としてアピールすればいいかわからない。等のお悩みがあれば、是非当社転職相談にお申し込みください。過去の成果をしっかりと言語化し面接で説明するノウハウをお伝えします。

②転職理由はポジティブな要素に変換する

面接で必ず聞かれるのが「転職理由」です。なぜ転職したいと思っているのか?という面接官の質問に対して、「土日休みたいから」「給料が低いから」「立ち仕事が疲れたから」等の理由をそのまま話してしまうと良い印象にはなりません。

○○が嫌だから。というネガティブな転職理由を話すのではなく、もっと○○な環境に行きたい。もっと○○な自分になりたい。といったポジティブな未来に向けた転職理由を用意する事で面接官の印象はガラッと変わります。

面接では、過去の経験や現職に対する不満を未来の自分のありたい姿に変換して伝えていく事が求められます。もし自分一人ではどう表現すればいいかわからない。という方はお気軽にご相談ください。

③転職軸・志望動機は解像度高く具体的に話す

アパレルしかやってきてないので新しいことに挑戦したい。とにかく土日休める仕事に就きたい。など、抽象度の高い転職軸を設定される方が非常に多いですが、転職軸や志望動機はその企業でなければならない理由を伝えるうえで非常に大切な役割を果たします。

「アパレルでは店舗でお客様を待つしかできなかった。それが物足りなかったので自分でお客様のところに足を運んで商品を提案できる仕事に就きたい」「もっとこんな商品があれば売れるのに!といつも不満に思っていたので、自分が企画した自分オリジナルの商品やサービスをお客様に提案する仕事に就きたい」など、これまでのアパレルでの経験の中で感じたことや物足りなかったこと、不安に思っていたことなどをしっかりと言語化したうえで転職軸に落とし込み、志望理由として伝えることが出来れば面接の結果は大きく変わってきます。

アパレルから異業種への転職はアパレル転職のプロに相談

当社Pomto㈱は20代に特化したキャリア支援をご提供する転職エージェントです。特に、アパレル販売員から異業種への転職サポートに関しては多くの実績とノウハウを持っていると自負しています。短期的な希望だけでなく、長期的な視点で今どのようなキャリアを目指すべきか?それを実現するために面接で何を話すべきか?など、選択肢のご提案と個別企業毎の徹底した面接対策ではどこにも負けない強みを持っています。

転職するかどうかで迷っている。という方のご相談も大歓迎です。是非お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

10年間のリクルート在籍中に約3000名の方の面接を担当。
リクルートの面接の特徴や求める人物像を熟知し面接対策を実施しています。
リクルート各領域の人事との太いパイプを活かした様々な交渉も行います。

☆キャリアコンサルタント国家資格保有
☆GCDF-JAPAN公認キャリアコンサルタント

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