「転職軸」ってなに?

転職活動をしていると、
「転職軸」という言葉に出くわすことがあると思います。

ただキャリア相談時に、
「転職の軸は?」とお聞きしても、ほとんどズバッとした答えが返ってくることはありません。

「人と接する仕事」
「残業が多くない」
「土日を休みたい」
「給与が○○円以上」

これって転職軸でもなんでもなくて、
ただの「希望条件」です。

じゃあ転職軸ってなに?という話なのですが、
結論を最初にお伝えしておくと、

「転職軸」=「今回の転職でどんな自分に近づきたいのか」
です。

給料をあげたい。も、
休日を増やしたい。も、
残業減らしたい。も、
○○のスキルを磨きたい。も、

全部〇〇な自分を実現するための手段です。
手段ではなく、その先にある目的を言語化する事。
これが「転職の軸」なわけです。

過去の自分→現在の自分→未来の自分。
これを一本の線にした時に、その線が向かっているのはどこなのか?
を言語化したものが転職軸。

採用企業側は、
自社で働く事がそのひとの目的に沿っているのか?
を面接で判断するわけです。

そしてその軸は、
誰でも語れる便利な言葉で表現されるのではなく、
その人だからこそ語れる、
その人にしかないエピソードを交えて語られる必要があります。

”この先土日もずっと働いていくのは辛い。
だから転職軸は「土日休みの仕事」。”

”人と接するのが好きだから、
転職軸は「人と接する仕事」。”

もしこんな考え方で転職活動をしている人がいれば、
ちょっと立ち止まって誰かの力を借りたほうがいいかもしれません。

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この記事を書いた人

10年間のリクルート在籍中に約3000名の方の面接を担当。
リクルートの面接の特徴や求める人物像を熟知し面接対策を実施しています。
リクルート各領域の人事との太いパイプを活かした様々な交渉も行います。

☆キャリアコンサルタント国家資格保有
☆GCDF-JAPAN公認キャリアコンサルタント

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